政策金利とは?利上げや利下げの目的とは?


政策金利とは、

国の中央銀行が、金融政策の一環として決める基準となる金利のことです。

日本でいうと、日本銀行(日銀)が決める金利を指します。


もう少しかみくだくと

金利は「お金を借りるときの手数料」のようなものです。

中央銀行はこの金利を調整することで、

世の中のお金の流れをコントロールします。


金利を上げる場合(利上げ)

目的:景気の過熱やインフレ(物価上昇)を抑える

  • お金を借りにくくなる
  • 企業や個人が支出を控える
  • 物価が上がりにくくなる

例:

「みんながお金を使いすぎて物価がどんどん上がっている」

→ 金利を上げてブレーキをかける


金利を下げる場合(利下げ)

目的:景気を良くする、デフレ対策

  • お金を借りやすくなる
  • 投資や消費が増える
  • 景気が活発になる

例:

「不景気で誰もお金を使わない」

→ 金利を下げてアクセルを踏む


投資への影響は?

金利調整(中央銀行が政策金利を上げ下げすること)は、投資全体にかなり大きな影響を与えます。理由は「お金の借りやすさ」と「期待リターンの基準」が変わるからです。

投資対象によって変わるのでそれぞれ見ていきましょう。


金利が上がるとき(利上げ)

1. 株式投資

  • 株価は下がりやすい傾向
  • 企業が借金しにくくなり、設備投資や事業拡大が減る
  • 将来利益の現在価値が小さく評価される
  • 特に”成長株(IT企業など)”は影響を受けやすい

2. 債券投資

  • 既存の債券価格は下落
  • 新しく発行される債券の利率が高くなるため、古い低金利債券の魅力が下がる

3. 不動産

  • 価格が下がりやすい
  • 住宅ローンや不動産ローンの金利が上がり、購入者が減る

4. 預金・現金

  • 有利になる
  • 銀行預金の利息が増える可能性

金利が下がるとき(利下げ)

1. 株式投資

  • 株価は上がりやすい傾向
  • 企業が資金を借りやすくなり、事業拡大が進む
  • 投資家が「預金より株のほうが得」と考えやすくなる

2. 債券投資

  • 既存の債券価格は上昇
  • 新しい債券の利率が低くなるため、古い高金利債券の価値が上がる

3. 不動産

  • 価格が上がりやすい
  • ローン金利が下がり、購入しやすくなる

4. 預金・現金

  • 不利になる
  • 利息がほとんど付かなくなる

投資家にとってのポイント

  • ”金利は「お金の重力」”のようなもの
    • 金利が高い → リスク資産(株・不動産)は重くなりやすい
    • 金利が低い → リスク資産は浮きやすい
  • 短期と長期で影響が違う
    • 短期:ニュースや発表で大きく動く
    • 長期:企業の業績や経済成長のほうが重要
  • 分散投資が有効 金利の動きは予測が難しいため、株・債券・現金などを分けるとリスクを抑えやすい

要するに、金利調整は「どこにお金が流れやすくなるか」を変えるスイッチのような役割を持っています。

まとめ

政策金利とは

”「景気と物価を調整するために中央銀行が決める金利」”であり、

国のお金の流れをコントロールするスイッチのような役割を持っています。

・利上げ=景気の過熱やインフレ(物価上昇)を抑える

・利下げ=景気を良くする、デフレ対策


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